DMCAに調査目的でのリバースエンジニアリングが例外に追加されそう
DMCA updated – toaster penetration testing gets green light in America • The Registerによると、アメリカの法律であるDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の例外に、調査目的でのリバースエンジニアリング等のセキュリティテストが2年以内に追加されるようだ。具体的には以下の項目である。
- The use of electronic literary works in conjunction with assistive technologies.
- Jailbreaking phones and tablets to enable interoperability or remove unwanted software.
- Efforts to access automobile software.
- Efforts to make non-functioning video games accessible.
- Efforts to bypass 3D printer materials controls.
- Efforts by patients to access data in personal medical devices.
- Attempts to reverse-engineer software for security research.
脱獄や車のシステムへのアクセス、ゲームのチート、3Dプリンタの制御のバイパス、患者による医療機器のデータへのアクセス、調査目的でのリバースエンジニアリングが製品の保護の例外になる。
日本では、著作権法47条の3 第1項に「プログラムの著作物の複製物の所有者は、自ら当該著作物を電子計算機において利用するために必要と認められる限度において、当該著作物の複製又は翻案をすることができる。」とあるものの明記はされておらず、(平成20年第7回)議事録 | 資料1|文化庁のように議論されている段階のようだ。現在の進捗はよく分からない。